オンライン英会話、やってみたことはありますか。
「画面越しに知らない外国人と話すのが気まずい」「予約したのに当日キャンセルしてしまう」「25分間沈黙が怖い」——こういう声をよく聞きます。大学で英語を10年教えてきましたが、正直に言うと、オンライン英会話が合わない人はかなり多いです。
でも、英語は一人でもかなり練習できます。むしろ一人のほうが自分のペースでじっくり取り組めるし、恥ずかしさもない。今回は、一人でできる英語の練習法を5つ紹介します。
1. シャドーイング
英語の音声を聞きながら、少し遅れて声に出してついていく練習です。リスニングとスピーキングを同時に鍛えられます。
やり方はシンプル。YouTubeやPodcastで好きな英語コンテンツを流して、聞こえた通りに口を動かすだけ。おすすめはTED Talks。字幕もあるし、スピードも調整できます。1日10分でも続ければ、1ヶ月後には変化を感じるはずです。
2. 英語で独り言
これ、地味ですがかなり効きます。「今日は何食べようかな」「電車混んでるな」みたいな日常のつぶやきを英語にするだけ。相手がいないから、間違えても恥ずかしくない。文法がめちゃくちゃでも誰も聞いてない。最高の練習環境です。
ポイントは、言えなかったことをメモしておくこと。「言えなかった」が一番の学びになります。
3. ディクテーション
英語の音声を聞いて、聞こえた内容を書き取る練習です。「聞けている気がしていた」部分が実は聞けていなかったことに気づきます。冠詞や前置詞が抜け落ちたり、音のつながりを聞き逃していたり。
素材は30秒〜1分くらいの短いものから。長すぎると心が折れます。
4. 多読
辞書をなるべく引かずに、やさしい英語をたくさん読む。Graded Readers(レベル別読み物)を使えば、自分のレベルに合った本が見つかります。Oxford Bookwormsシリーズなどが有名です。
大事なのは「わからない単語があっても止まらないこと」。8割くらい理解できるレベルの本で、とにかく量を読む。
5. AIと英会話する
ここ1〜2年で一番変わったのがこれです。ChatGPTやClaudeのようなAIチャットを使えば、一人でも英会話の練習ができるようになりました。人間の先生と違って、AIは24時間対応。待ち時間ゼロ。何回同じ質問をしても嫌な顔をしない。
AIを使った具体的な練習法
「AIと英会話って具体的にどうやるの?」という方のために、すぐ使えるやり方を3つ紹介します。
会話練習
ChatGPTやClaudeに、こう入力するだけです。
これでロールプレイが始まります。カフェ、空港、就職面接——場面は自由に設定できます。
英作文の添削
自分で書いた英文を貼り付けて、こう頼みます。
文法ミスだけでなく、「こう書いたほうが自然だよ」という提案までしてくれます。
語彙の強化
辞書よりも実用的な例文が返ってきます。ピンポイントで深掘りできるのが強みです。
一人練習を続けるコツ
ハードルを下げる
1日5分でいい。完璧にやろうとしない
記録をつける
「今日は10分やった」だけでOK
ツールに頼る
意志力だけで続けようとしない
一人で練習する最大のメリットは、自分のペースでできること。恥ずかしさや緊張がない分、実は伸びやすい環境です。
余談:自分でも作ってみた
ここまで書いてきた内容と関係する話ですが、一人で英語を練習する環境として自分でもWebアプリを作ってみました。SpeakSmartというサービスです。
発音評価、AI英会話、ライティング添削、リスニング、語彙学習あたりを一通りまとめたもので、ふだん大学の授業でも使っています。サーバーの維持費やAI APIの利用料がかかるので、フルで使う場合は有料プラン(月480円〜)になりますが、1日数回の無料枠もあります。興味があればどうぞ。